私が高校生の冬、父に誘われて長崎のハウステンボスに行きました。

長崎は父の故郷だった事もあり、年末年始や盆辺りにはよく帰っていたので、「なんだ、また長崎か」なんてぼんやり思っていました。

高速に乗って走る事数時間。暇な車内の中でウトウトと居眠りしそうになっていた頃、車はハウステンボスに到着しました。
車を降りると、洋風なゲートが迎えてくれて、入場料を払ってから父と二人で中に入りました。

一歩中に入ると、そこはもう日本という感じではなくて、建物も洋風だし、売られているものもなんだかお洒落でした。
父と「何処を見て回ろうか?」と相談して、取りあえず近場から攻めて行く事に。時間はあっという間に過ぎて行きました。

夜になり、飲食店でホットパイを食べて、その後をどうするのか父に聞くと、「実はここの中にあるホテルを予約してあるから、今日はそこに泊まって、明日も遊んでから帰ろうと思ってるんだ」なんて父は笑いながら言いました。
私はとても驚いてしまって、てっきり今日帰るんだと思っていただけに、とても嬉しかったのを覚えています。

父と二人でホテルに向かい、案内された部屋は小さかったけど、二人で寝る分には十分で、テレビを見ながら明日は何処に行くのか、父はお酒、私はジュースを飲みながら、話し合っていました。

すると、外からドーンという音が聞こえて、父が「あ、花火上がってるよ」と窓の外を指差すのです。
私は「え?」と、振り返って窓の外をじっと見ていると、またドーンという音とともに綺麗な花火が打ち上がってきました。
私は「うわぁ・・・!」なんて言ってすっかり花火に見とれてしまって、冬の空に咲いた大きな花火に心を奪われてゆくのでした。

次の日。朝からハウステンボス内を歩いて散策して、お土産を買って帰る事になりました。

車に乗り込むと、何だかまだ遊び足りないような寂しい気持ちになり、後ろ髪を引かれながらハウステンボスから去りました。

あれからもう、しばらくハウステンボスには行けていないけれど、今度は友人たちを誘って泊まりがけで行きたいものですね。

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